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SANCTUARY公式ブログ "Engineering&Passion"

革新 RCM プロジェクト (その3)

サンクチュアリーの コンプリートマシン 【RCM】 は、2016年 4月 今現在の 時点で

その総製作数  シリアルナンバーが、400番台に 届きつつある・・・

日本国内は もちろん、ここ数年は 海外からのオーダーも 増え、空冷Z系や Ninja、

カタナや CB、そして ゼファーなどの マシン達を、これまで数多く 手掛けて来た・・・

 

これからも より良いRCMを 造るべく、日々 精進の道のりを 歩む気持ちに 変わりは

ないのだが、更なる 飛躍・・・       より 優れたマシンを 生み出す為に、 数年前から

構想して来た 【New RCM】 のプロジェクトが、本年より 起動・・・

 

革新の構造と 技術・・・      そして何より 志を 胸に抱き、第一歩を 踏み出していた・・。

 

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30年間・・・   テストベッドマシンとして 常に 傍らにいた 我が愛機、 RCM-001・・

ツーリングは もちろん、第3京浜 保土ヶ谷PAや、テイストオブ フリーランスと 言った

ここ 30年間に渡る カスタム時代の 歴史を、先駆けて 走り抜けて来た 我が愛機・・

 

今 ここに、また再び・・・           重要な使命を 帯ていた・・・。

 

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レーシングスタンドを 取り払い、測定器具を 取り付ける・・・。

 

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RCM-001の 実測 キャスター角は、24.6度・・・

この後 取り付けされる バッテリーケースや サブタンクなど、リア廻り 装備重量影響や

前後サスのバネレート&空気圧で 若干の変化は あるものの、狙っていた角度 周辺に

来ていると 言えるだろう・・・。

 

キャスター角 絶対主義の方には 恐縮な話だが、立て過ぎには 抵抗感がある・・

常々 17インチ化した 空冷Zでは、空車1Gで 24.5度前後に 設定すべきと 考えて来た。

これでもトレール値は 少ない程で、空冷Zに とっては 充分、危険領域に 近い・・・

 

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そんな 攻撃的とも思える キャスター角を、真に 生かし切れる シャシー

17インチホイール 専用設計で 製作されたのが、RCM-001の フレームである・・・

 

今となっては、あの Zレーサー 2号機での レース経験が、大きいと 言わざるを得ない。

 

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2年前の T・O・T スーパーモンスター EVOクラスで 優勝した、RCM-240・・・

通称 Zレーサー New 1号機は、空冷Zの ノーマルフレームをベースに ホイールを

17インチ化して 誕生した マシンだ・・・

これまで製作してきた RCMの姿が、ここに 集約しているとも言える 仕様である・・・

 

RCMと言う マシンを 製作する上で、あのレースは 欠かせない要素だ・・・。

 

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水冷最速 ハーキュリーズ クラスと、 空冷最速 スーパーモンスター EVO クラス・・・

この 最強2クラスの 混走レースには、ごまかしのカスタムや 技術では、歯が立たない

現実が在った・・・      理屈では 勝てない、最強 最速の名に 相応しい 世界観である。

 

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数多くの 空冷Z系 RCMを、手掛けて来た 実績・・・    それは、自信にも 繋がっていた・・

当然 ノーマルフレームの 補強や加工は、実戦で 結果を残せる 物にすべく、その手法は

絶対の自信を 持って、より先鋭的で 効果的なメニューを 施している・・・

それは 自らの愛機 RCM-001を、30年間に渡り 手掛けて来た 集約でも あった・・。

 

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だが結果的に、上田は 大変な苦労をしたのだ・・・。

なみいる 水冷マシンや ネイキッドマシン達に 囲まれ、空冷Zでの 限界を 感じる・・・

それも そのはず・・・

最初から 見つめていた タイムが 0秒台ではなく、 59秒台で あったのだから・・・

 

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辛くも 叩き出した、RCM-240  Zレーサー New 1号機による、59秒台ラップ・・・

だが、その先に 聳える 58秒台の頂を 目指すのなら、今までの フレームワークでは

何か 根本的に 足りないものが 在るのだ・・・

 

17インチホイール 完全適合、ジオメトリー

 

これこそが、 革新する 新たな RCMの 根幹である・・。

 

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最新と 呼べる仕様の、空冷Zを 造る!・・・

Zレーサー 1号機&2号機・・・     そして RCM-001が 切り開いた、足跡を 辿れ!・・

 

プロジェクトは 最初の 第一歩目を、踏み出した・・・。

 

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まずは 治具をも 兼用している、強靭な ピボットと ヘッドパイプを 造らねばならない・・

強いだけでは、ダメ・・・        柔軟な靭性を 有しながら、パイプワークの 展開性をも

見据えた ブラケットが、必要だった・・。

 

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かつて 2号機レーサー開発にも 携わった ファースト世代である 誠太郎が、キャドを

酷使し 臨むも、なかなか決定に 至れずにいる・・・    これまでの概念を 越えたものに

するべく 取り組んでおり、予想以上の苦戦を 強いられていた・・・。

 

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未だ 沈黙を守る、Tスロット テーブル・・・

これから ここに費やす 時間は、それこそ 膨大な時間に なるであろう・・。

 

我々の様な 零細企業が・・        弱小組織が 挑戦するのには・・・

それこそ、自らの人生を 犠牲にする程の 覚悟を持って、臨まねばなるまい・・・。

 

革新の RCM プロジェクト

 

サンクチュアリー史上、クライマックスの 序章は、 まだ 始まったばかりだ・・・

 

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