Blog

SANCTUARY公式ブログ "Engineering&Passion"

希少派J系!RCM-468(その1)

こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。

 

イタリア ミラノ出張から戻り、翌日から早速 出勤してますが

例によって時差ボケがひどく、キツい日々を過ごしております。

 

今回の出張では 様々な成果はあったものの、帰りの乗り継ぎで

機体のトラブルから出発遅延すると言う 人生初の経験もあり

その疲労残たるや、例年とは 比べものにならず・・・  (-_-;)

 

出勤して 目が回る量の仕事に追われ、ブログまで手が回らず

とは言え、いつまでも 更新しないままにも行きませんから

自身にムチ打って パソコンに向き合い始めました。

 

更新しなきゃならないネタは 山ほどあるんですけど、何分にも

ゆっくりスタートになっている事、ご理解下さい。  <(_ _)>

 

 

空冷Z系RCMの中では希少派となる、Z1000J系・・・

埼玉県在住 Y・S さんの、RCM-468 (その1)です!

 

30071401 (2).JPG

海外から逆輸入されて来る、空冷Z系車両・・・

フレームが別色にペイントされてる個体も多く、このフレームも

ホワイトになっておりますが、フレーム本体の腐食等は少なく

単体としてのコンディションは 良さそう・・・

 

既に ダミーエンジン搭載後のレーザー測定と、修正ストレッチは

完了しておりますので、これよりスタート作業に入ります。

 

30071401 (3).JPG

仰々しいステップマウント部分は、きれいに切除・・・

 

リアタイヤ幅のワイド化における、ドライブチェーンラインの 

オフセット軌道を確保するインライン処理が 作業しにくいので

ここは最後にマウントを新設してあげます。

 

30071401 (5).JPG

そのインライン処理絡みで使用する補強材、ガセットプレートを

製作する事に・・・

 

30071401 (6).JPG

ガセット専用の型に 材質SS400ブランクプレートを載せて

油圧プレスで ゆっくり押して行けば・・・

 

30071401 (7).JPG

只の板材が 驚くほど強くなる、ガセットプレートに変身!

 

重量が増える事なく、強度・剛性だけが飛躍的に向上するので

もう この材料なしに、フレーム補強は出来なくなったほど・・・

 

ここから形状をすり合わせて、中央にめくり穴加工 バーリングを

施し、モナカ合わせで溶接してあげれば、ほぼ無敵です。

 

30071401 (4).JPG

オフセットしたドライブチェーン軌道の確保、インライン処理を

行いながら、同時に 先ほどのガセット補強材も溶接してやり・・・

 

30071401 (1).JPG

インライン処理、完成!・・・♪

 

空冷Z系 全般に言える事ですが、リアタイヤを180サイズ以上に

ワイド化した場合、ドライブチェーンを23mm オフセットさせる

必要性があって、フレーム内側との干渉をさけるべく この加工が

必需になるんですが、Z1000Jのフレームとて それは同じ・・・

 

フレーム単体になっている時こそが、作業チャンスなんです。

 

30071401 (9).JPG

続いては こちらもおなじみ、専用の冶具を用いて作業する

リアサス レイダウン加工・・・

 

左右の位置、そしてサスマウントブッシュの角度・平行度など

冶具なしで加工して 精度を出すのは、まず無理・・・

 

30071401 (13).JPG

新たなリアサスマウントが 新設・・・   レイダウン 完了です!

 

Z1000J/R系は Z-1やMK-Ⅱ等に比べ、ノーマルから

弱 レイダウンされた位置になっており、角度の変更はそれほど

大きく変更させないのが ポイント・・・

ここを間違えちゃうと、リアサス取り付け角度がキツくなりすぎて

サスの動きが 腰の弱いストロークとなってしまいますから

レイダウンの位置は とても重要!

 

同じ空冷Z系でも Z-1系とJ/R系とでは、随分とフレームに

違いがあると言う訳なんです・・・

 

次回はJ系フレーム補強の要、エンジンマウントの強化・補強を

着手したいと思います。

 

Y・S さ~んっ!

本日先に納車した RCM-447 Z-1は、いかがでしたか~っ!?

 

これからしばらくの間、このRCM-468 製作の方でも

お付き合い下さいね~っ!!

2018年度 イタリア ミラノ 出張(最終回)

2018年度 イタリア ミラノ出張 (最終回)

 

実は帰りの飛行機にトラブルがあって、空港に拘束されると言う

予想外の出来事があり、最終回のアップが遅くなりましたが・・・

 

最終回は 出張での個人的な感想を中心に、更新したいと思います。

 

30070801 (5).JPG

全てのメーカー訪問が終わり、やっと一息つけると言う事で

まずはミラノ市街 外れにある、下町へ来ました。

 

子供の頃見た 古いイタリア映画(夏のシーンが多かった様な)を

連想させる雰囲気で、なぜか 懐かしい感じがしました。

 

30070801 (4).JPG

小さなお店でしたが、大変有名なコックが営んでいる お店・・・

テレビや新聞にもよく出ている 名物おじさんの お店だそうで

昼食をいただく事に・・・

 

30070802 (5).JPG

その後はおなじみ ミラノ中央駅に移動・・・

これより2日間だけ、ミラノでお世話になっている取引先の方と

共に イタリアでの休暇をすごします。

 

ヨーロッパの国境を 無尽層に貫く特急、ユーロスターに乗って

およそ2時間半後・・・

 

30070802 (6).JPG

O・Zレーシング本社工場が在る パドヴァから ほど近いここ

ヴェネツィア(アメリカ呼び名 ベニス)へ やって来ました。

 

車道はなく、移動は全て “船”のみ!と言う 非常に特殊な環境。

運河をヴァポレット(水上バス)で、移動します・・・

 

30070802 (10).JPG

ルネッサンス様式の建造物が これでもかとばかり立ち並んでおり

世界的にも人気のある 観光地・・・

 

OZレーシング本社工場から 近い事もあって、世界各国に在る

エージェント法人が訪問した際に 招待される事が多く、そういう

意味では ゆかりのある地なんですが・・・

 

30070802 (12).JPG

これまでも何度か訪れた サンマルコ広場。

相変わらず観光客で賑わってますが、やはり日本人が少ない・・・

 

いや!             いよいよ今年は ほぼ、いないと言ってもいい!

ミラノ市街でも感じましたが、年々日本人を見かけなくなります。

 

取引先の方に質問した所、かつては仕事であれ 観光であれ

沢山の日本人が訪れていたが、ここ数年で状況は大きく変化・・・

とにかく その落差、ギャップが激しいと聞かされました。

 

30070802 (11).JPG

日本人がどんどん減少している事を、海外の人達も認識してる様で

 

通りすがりの 中国人や欧米人が、自分を見て「ジャポン?」 とか

「ジャッポーネ~!?」とか、少し驚き気味な様子で見ていく・・・

 

人の顔を見ただけで 日本人だって、よくわかるもんですけど・・・

 

何も めずらしそうに 「お~っ! ジャッポーン?」 っとか・・・

捨てゼリフ 言わなくても、  ねぇ・・・  (;一_一)

 

 

30070802 (14).JPG

飲まずに いられません・・・

 

こういう観光地に来て抱くのは 至っておかしな事なんだろうけど

ここ最近、なぜか観光地に来ると メラメラ闘志がわいて来ます。

 

確かにかつての繁栄はなく、衰退の進む 国家なのかも知れないけど

日本人ならではのモノ造りは まだ終焉を迎えていない・・・

 

30070802 (16).JPG

「日本の反撃は これからだぞっ!」  と ばかり・・・

自分も一人の日本人として、わずかながら 戦力になりたい・・・

 

世界的に見ても、自分は極々限られた 小さな業界での市場でしか

戦えませんが、その限られた世界だけでも 「負けるものか!」と

闘志がわいて来るんです・・・

 

30070802 (17).JPG

その為には、リアルな現実に打ち勝って行く 底力が必要。

 

「正義なき力は 悪だが、 力なき正義も また悪・・・」

極真空手の開祖、ゴッドハンド 故大山倍達氏の名言で、自分は

この言葉が学生時代から好きで、常に頭の中にあります・・・

 

色々と解釈を変えて捉える事ができると思うんですが、例えば

「技術なき経済力は 悪だが、 経済力なき技術も また悪・・・」

こんな解釈が、自分達の業界においては あてはめやすい例えかと

感じています。

 

30070802 (15).JPG

世界的に有名な観光地に来てまで そんな事を悶々と考えていたから

休暇になったのかどうか、今ひとつ わからない旅でしたが

前に進むために、限られた時間を大切にして行くぞと・・・

改めて痛感させられる 良い機会でした。

 

30070802 (2).JPG

明日はいよいよ、日本に帰国・・・

 

今回も行く先々で、様々な考え方や技術に 触れる事が出来たと・・・

そう感じています。

 

ここまでは 良かったんですけどね・・・

 

 

30070901 (2).JPG

ミラノ マルペンサ空港から、フィンランドの ヴァンター空港に

移動し、JALにトランジットしようと 搭乗ゲート前まで来たら

飛行機のトラブルが原因で 数時間 出発が遅れるとのアナウンスが

流れて、立往生するハメに・・・  Σ(・ω・ノ)ノ!

 

30070901 (4).JPG

夕方5時フライト予定のはずが、メンテナンスに時間を取られて

結果、翌早朝4時のフライトと、およそ11時間の遅れが出た為

搭乗者全員、誰もいなくなった海外の空港内で 野宿・・・

 

こんな光景を テレビなんかで見た事はありましたが、よもや自分が

経験するとは 思いもせず・・・

 

時間があったので たまたま日本のNewsを見たら、西日本方面で

大雨による未曽有の災害が 発生してると知り、今度は西日本方面の

お客さん達が 気になりだして、居ても立ってもいられない気持ちで

とても不安な夜でした。

 

そして 一晩がすぎ・・・

 

 

30070901 (1).JPG

朝4時・・・

 

飛行機 直ったみたいで、良かったぁ~っ!

あ~~~   これで日本に 帰れます~!

 

少し飛行機が、 心配ですけど・・・ (;^_^A

 

 

 

 

2018年度 イタリア ミラノ出張・・・

 

すみません、これにて終了です。  <(_ _)>

 

 

2018年度 イタリア ミラノ 出張(その6)

2018年度 イタリア ミラノ出張 (その6)です。

 

30070601 (18).JPG

昼食後も、ミーティングは続きます・・・

 

30070601 (17).JPG

ちょっと隣を覗いたら、フェリーチェ & アンドレアのペアは

真摯に 図面作成に取り組んでおりました・・・

 

いきなり、世界一のレーシングホイールメーカーへの就職だから

プレッシャーもキツイだろうけど、やるなら こういう真の本物の

メーカーで 常にイノベーションに挑戦し続けてもらいたい・・・

 

やりがいも ひとしおと言うもの、でしょうからね   (^ ^♪

 

30070601 (16).JPG

話はそれますが、RCMにおいて重要視する いくつかの要素に

【世界最高峰の逸品 パーツを用いる】と言う テーマがあります。

 

どんなに丹念で精巧な作業をしたとしても、個々のパーツ性能差は

埋められません・・・

ホイールもメーカーの違いにより、その性能差が露骨に出てしまう

パーツですから、RCMでは真に一流のホイールしか使いません。

 

ちなみに、純正流用ホイールを使っているRCMもありますが

それはあくまでも コスト面に重点をおいたコンセプトの車両。

なんですが・・・        とは言いつつも、純正のENKEI製

ホイールは素晴らしいメーカーのホイールだから、あくまでも

最高の逸品だけをと言う路線に 違いはないんです。

 

30070601 (19).JPG

逆に RCMで採用していないホイールは、今現在のロードレ-ス、

それもトップレーシングの第一線で 数多く採用されていないもの・・・

そうではない銘柄のホイールが ダメとは言いませんが、せっかく

高額ホイールを購入するのに、わずかな金額差で 妥協してしまう・・・

 

そのわずかな金額差に、どれほどの性能差が 潜んでいる事か。

 

中村個人の おせっかいですが、同じ工程で造りこんだマシンなら

おのずとそこにパーツのスペック差が 必ず現れてしまいますから

それを見極める 知識と情報は、とても大事な事だと思いますよ・・・

 

ちなみにRCMでは それらを重視したパーツ採用を心がけてます。

 

30070601 (20).JPG

Radical Constructino Manufactue

通称 RCM USAへの質問も 出てきました。

 

イタリア Bimota社と同じ、シャシーコンストラクターとして

現在活動を続ける RCM USA・・・

 

当然 彼らも RCMがシャシーメーカーである事を認知しており

小さなメーカーながら O・Zホイールと言う世界最高峰の逸品を

贅沢にも RCMの 純正OEMホイールとして採用したい旨あり、

彼らにとっても 大変興味ある議題だったようです。

 

そして最後にテーマは、新しいZ900RS用ホイールの 話に・・・

 

30070601 (23).JPG

アメリカを始め オーストラリア、そしてヨーロッパ諸国 全ての

OZホイール エージェント法人から、このZ900RSホイールの

依頼が 全く持って無いんだそうです・・・  (;^_^A

 

日本市場だけの為に 造るべきか、かなり悩んだらしいんですが

「そこを曲げて 何とかっ!」 と、頼んだところ・・・

 

OKが 出ましたぁぁぁ~っ!!!   (^ ^)v

 

30070601 (22).JPG

Z900RS用ホイールは、9月末頃に最初の入荷がありそう・・・

 

現在サンクチュアリーでは、マフラーとステップKITを 同時開発

しており、それらがラインナップ化されるのが、9月上旬頃だから

タイミングは丁度 よさそうです ♪

 

ホイールはもちろん 語るまでもなく、マフラー&ステップKITも

期待に応えたものが出来上がりますんで、お問い合わせを頂いてる

皆さん、ぜひ楽しみに待っていて下さいねっ!

 

30070601 (25).JPG

夕方の6時・・・              ミーティング 終了・・・

 

このあと皆で 会食に行くんですが、フェリーチェ達は毎度の如く

夜中まで残業らしくて、同行できないとの事・・・

ジュリオ&ボガーニも 仕事をかたずけたいらしく、レストランで

待ち合わせする事になりました。

 

30070601 (26).JPG

暇つぶしに 近くのショッピングモールへ出かけてみたら

チェーン展開してる 大型の婦人用靴屋さんがあって・・・

 

30070601 (27).JPG

出ました!

イタリアお得意の、バイク業界が国民から愛されている 証!

 

DUCATIワ-クスチームを サポートしてるんだそうです。

入口に「これでもか!」とばかり 看板が立っておりました。

 

30070601 (28).JPG

店内は DUCATIの面影、全くなし・・・

 

自分はここに、長時間いる事は 不可能です・・・ (^ ^;)

 

30070601 (29).JPG

夜8時・・・        昼間みたいですが、8時です・・・(苦笑)

 

2年ぶりに ここへ来ました、レストランテ  ラ・ルオータ。

 

30070601 (31).JPG

サルーテ!(乾杯)           そして いつもありがとうっ! 

 

自分たちの様な 日本の小さな会社が、世界最高峰のホイールを

取り扱えている事に 本当に感謝しています・・・

 

30070601 (32).JPG

ラ・ルオータでの楽しみと言えば、この イカわたの包みパスタ

【スパゲッティ アッラ カルトッチョ】  なんですが・・・

味が全然かわってしまってて、ちょっと ガッカリ・・・ (-_-;)

 

「味が落ちた?」 と、聞いたところ

何でも これを作っていたお祖母ちゃんが お亡くなりになったそうで

同じ味が 出せないんだそうで・・・

 

すごく残念です。

 

お祖母ちゃん、今までありがとうございました・・・

ご冥福を お祈り致します。

 

 

(最終回)に続く

2018年度 イタリア ミラノ 出張(その5)

2018年度 イタリア ミラノ出張 (その5)です。

 

30070601 (3).JPG

朝方まで強く降っていた 雨もやみ、うっすら曇り空の中

マルペンサ空港があるバレーゼ方面へと、高速を移動します。

 

30070601 (4).JPG

つきました・・・

世界一のレーシングホイールメーカー、O・ZMB。

 

日本では “オズ” とか呼ぶ方もおりますが、イタリアでの正式な

発音は “オーゼ-タ” ・・・      オーゼータ レーシングが 正式。

日本では今まで通り “オーゼット” で 良いかと思いますっ ♪

 

30070601 (5).JPG

いつもの如く マッシミリアーノ ボガーニが 出迎えてくれました。

 

30070601 (6).JPG

彼らと知り合い、イタリアに通い続けて 早や11年以上・・・

逆に彼らが、全日本選手権や MotoGP 日本グランプリに

来た事も複数回あり、交流した回数は もう憶えていない程・・・

 

付き合いが長くなって来たせいか、言葉の壁や文化の違いこそあれ

お互い 友情めいた気持ちが存在しています。

 

30070601 (7).JPG

アンドレア ロッツア!

 

MotoGPを始め、ワールドスーパーバイク選手権のマシンに

採用されている O・Zホイールは、全て彼が組み立てているんです。

 

時々パドヴァの本社 O・Zレーシング鍛造工場に行ってしまうので

今日は会えて 良かったっ! (^_-)-☆

 

30070601 (10).JPG

フェリーチェ パジネッティも、変わらず明るい!

 

世界中のレーシングマシンと、我々がよく使うアフターマーケット

ホイールの図面は、全て彼の仕事・・・

意外に知られてませんが、北イタリアの人達は 実はすごく働き者で

いわゆるイタリア人の 就労イメージとはかなり違うんです。

 

フェリーチェは、特に時間がかかるセクションを担当しており

毎日朝早くから 夜11時頃まで 残業してるのに、いつも明るい!

 

そして そんな、忙しすぎるフェリーチェに・・・

 

30070601 (8).JPG

な、なんとっ!             新しい部下が 加わりましたっ!

 

彼の名も アンドレアと言い、O・ZMB 11年目にして初の

新入社員!・・・             それも何と 25歳!  Σ(・ω・ノ)ノ!

 

聞けば 工業大学を出て、フェリーチェの下で3D図面の作成に

勤しんでいるとの事・・・

 

これでフェリーチェも、毎日定時に 帰れますかねぇ? (苦笑)

 

30070601 (11).JPG

O・ZMBのトップ、ジュリオ アルゼンツィアーノも加わり

長い 長い、ハードなミーティングの始まりです。

 

30070601 (9).JPG

今や O・Zレーシングホイールは、母体の4輪ホイールに留まらず

オートバイのレーシングホイールにおいても、世界No1 シェアを

獲得しました・・・

 

世界選手権MotoGP 3クラス 全てでの O・Zホイール装着率は

何と81%・・・                 ほとんど O・Zなんです・・・

 

ワールドスーパーバイクレースや ワールドエンディランスにおいても

その採用率は群を抜いており、とても信じられない様な状況・・・

 

30070601 (13).JPG

それらの結果をもたらしたのは、ひとえに ホイールの性能・・・

 

ホイールの構造や性質が レースの結果に直結すると言う事実を

私自身 実はあまり知らなかったんですが、ここ10年で随分と

勉強をさせられました・・・

 

30070601 (12).JPG

高性能な 本物のレーシングホイールが もたらす成果・・・

 

スタートダッシュでの加速と、ハードブレーキングでの安定性。

切り返しでの軽快性はもちろん、路面へのタイヤトラクションまで

ホイールの銘柄が どんなに大きく影響しているか・・・

 

私も含めて 日本のユーザー達が、知らない事だらけでした・・・ 

 

レース結果に大きく影響するんですから、世界中のトップレースで

沢山 使われるようになったのも、頷けると言うものですよね・・・

 

 

30070601 (15).JPG

テンションが上がって来た所で、近所のレストランで 昼食・・・

いきなりワイン 飲まされて・・・

 

自分、ワイン派じゃないんスけどね~・・・ (;^_^A

 

 

(その6)に続く

2018年度 イタリア ミラノ 出張(その4)

2018年度 イタリア ミラノ出張 (その4)です。

 

30070501 (2).JPG

3日目の朝・・・            この日も晴天に恵まれました・・・

 

ミラノも真夏日が続いており、アフリカから熱波が入って来ていて

のきなみ気温は30度超え・・・

日本と違って湿度が少ないのが、唯一 助かります。

 

30070501 (5).JPG

トリノへ向かうべく、高速道路を延々 移動・・・

 

30070501 (6).JPG

アルプス山脈が 見えました・・・

モンテローザやモンブランと言った、かの 名高き山脈群です。 

 

30070501 (8).JPG

2時間ほど走って、ようやく到着。

 

30070501 (9).JPG

ドイツに本社を持つ ピストンメーカーの雄、Wossnerの

イタリア支社・・・

Wossner(ヴォスナー)と呼んでいますが、イタリアでは

(ヴォスネル)と 発音するそうです。

 

30070501 (10).JPG

Wossner社は 世界にいくつか支社を持っており、それぞれの

エリアが決まっていて 流通しているのですが、ここイタリア支社は

最も特別な存在・・・

 

鍛造ピストンには 専用ブランク材と言うものがあり、ブランク材の

良し悪し次第で ピストンの性能が大きく変わってしまうんですが

その優良ブランク材を製造しているのが、このイタリア支社なため

全てのWossnerピストンが イタリア支社供給にて製造されて

いると言う訳なんです。

 

30070501 (16).JPG

ピストンの最終仕上げ工程は ドイツの本社 一括で行われてますが

鍛造ブランクのマテリアル質コントロールと 合金精製に関しては

Wossnerイタリアによる設計がものを言っており、とにかく

影響力が大きい 存在。

 

だから・・・

 

30070501 (12).JPG

イタリア支社長 オノスクーリは、Wossnerグループの中でも

エンジンに関する最高峰、トップエンジニア!

その経歴は驚くべきもので、世界中の4輪・2輪のトップレースに

精通して来た男でした・・・

 

ちなみに自分が手にしているのは、モトクロッサーのコンロッド・・・

2年前に訪問した時、実はWossner製コンロッドの存在を

知らされていましたが、あれから更なる 進化を遂げたようです・・・

 

30070501 (15).JPG

ドイツ本社が イタリア支社に任せている、スペシャルパーツ群。

こういうの本当は、色々おしゃべりしちゃいたいんですけど・・・

 

少し早いですが、画像だけでお許しを・・・(苦笑)

 

30070501 (13).JPG

実は今回の訪問で、ピストンだけに限らず 内燃機に関するパーツを

オーダーメイドにて ほぼ何でも造れる事が わかりました・・・

そしてそれらは ここイタリア支社の専売特許で、オノスクーリが

全権 任されている事も、初めて知りました・・・

 

しかも・・・

 

Wossnerのレギュラーラインナップ 以外に、特別仕様の

企画があって、それはここイタリア支社だけの 独占・・・

先ほど 更なる進化を遂げたと言ったのは、そういう意味でした。

 

30070501 (14).JPG

とにかく次から次へと キリがなかった・・・ (;^_^A

 

「ここイタリア支社だけのもので、ここでしか出来ないよ!」 と

オノスクーリは誇らしげに、自信満々に語っていたんですが・・・

 

そうですねぇ・・・

 

もう日本に戻ったら、電光石火で動きましょう・・・

 

久しぶりに 本気で取り組みます。

 

30070501 (20).JPG

収穫?・・・

 

う~~~ん・・・     収穫と言うより、大変になったかも?(笑)

 

慌てず 時間をかけて育てたいですから、もう少し時間を下さい。

 

それにしても このオノスクーリとも・・・

ここに来てずいぶん、仲良くなれたように感じます ♪

 

 

 

さぁ!    明日はいよいよ!

 

世界一の レーシングホイールメーカー 訪問です!

 

(その5)に続く

 

 

 

 

2018年度 イタリア ミラノ 出張(その3)

2018年度 イタリア ミラノ出張 (その3)です。

 

30070401 (3).JPG

ミラノ郊外のAllegriを 離れ、そのまま高速で移動・・・

一路、オスナーゴへと向かいました。

 

30070401 (4).JPG

ここも これまで何度、訪問した事でしょう・・・

ブレーキシステムメーカー TAR・OX社 です。

 

30070401 (5).JPG

右側の建物が 出荷製品の管理や梱包をする、事務所兼 倉庫・・・

左は切削プログラムと、マシニングを稼働させている工場です。

 

30070401 (9).JPG

様々なNCが 所せましと ズラリ・・・

数名の技術者達が 常に業務に追われていて、いつ来ても

相変わらず忙しそうに しています・・・

 

あたり前の話ですが 夏・冬 問わず、空調設備なんて一切なし!

この日も猛暑の中、シャツの背中 汗ビッショリで働いてました。

 

30070401 (6).JPG

アットホームな雰囲気の TAR・OX・・・

 

二輪用ブレーキでは名が通っておりませんが、4輪やカートの

世界では その名を知る者も多く、意外にも海外では有名・・・

 

30070401 (8).JPG

イギリスにも支社があり、アルファロメオの純正OEMを始め

ストリートカスタムからフォーミュラー1まで 幅広く対応すると

言う、かなり柔軟なメーカーでもあります。

 

30070401 (7).JPG

工場長のフランコ・・・

彼とも かれこれ 5年・・・         いや、 もっとか・・・(^ ^;)

 

もちろん言葉は 通じません。

でも モノ造りにおいて意見を交わす時は、身振りや手ぶりに加え

イラストなんかも即興で描いて 何とか伝わるもの・・・

 

何より大事なのは 直接会って、ヒザ付き合わせて対峙する事です。

総輸入元である事の義務って これが最も大切な行為なんだと

本当に毎回 強く感じさせられます。

 

 

30070401 (10).JPG

TAR・OXでの打ち合わせが終わり、ミラノ市街へ戻りました。

空がまだ明るいですが、イタリアはサマータイムシーズンなので

すでに夜の 8時すぎ・・・

 

30070401 (11).JPG

う~ん    時差、           残ってるよなぁ~・・・

 

なんとなく体調がベストじゃ  ないんすよねぇ~・・・  ( ̄▽ ̄;)

 

30070401 (12).JPG

近所のスーパーマーケットで 食料や飲み物を買い込みます。

 

ロサンゼルスだと 日本語表記のスーパーなんかが 結構あって

すんごい楽チンなんですが、ミラノは全くもって  なし!!!

ここは本当に 超異国です・・・ (;^_^A

 

 

さぁ~~~      明日はトリノまで、遠征!

 

ロングドライブになりますから、体力温存しておきましょう!

 

(その4)に続く

 

2018年度 イタリア ミラノ 出張(その2)

イタリア ミラノ出張 (その2)です。

 

30070301 (3).JPG

翌朝・・・

時差ボケのせいか、早朝4時頃に パッ!と目が覚めました・・・

 

アメリカやヨーロッパに行かれる方なら、おわかりでしょうけど

まさに【覚醒】と言う言葉が ピッタリな起床でした(笑)

 

30070301 (2).JPG

昨晩はいつ寝たのか、自分でも驚くほど 全く記憶がありません。

もうこれ以上は 無理だわ・・・   と、泣きが入ってたんですが

今朝は至って 快調! (^ ^)v

 

気合い入れて 行きたいと思います。

 

30070301 (6).JPG

サンクチュアリーの母体である NOBLESTが、イタリアと

直接取引きをしているメーカーは、現在4社・・・

 

30070301 (7).JPG

最初の訪問先は ここ、ミラノ郊外にある・・・

 

30070301 (9).JPG

ブレーキホース等、ありとあらゆるホース系 製造メーカーの

Allegri(アレーグリ)社です。

 

今まではフワフワと お見せしていましたが、もうそろそろ この

Allegriも きちんとご紹介しなければ行けませんね・・・

 

 

30070305 (2).jpg

まず特徴としては 2輪・4輪を問わず、世界中の大手メーカーが

ここAllegri社のホースを、数多く採用している事・・・

 

メッシュホースも 多様な種類のホースを、独自に生産しています。

 

30070304 (2).jpg

完全社内生産で、オフィスに隣接したその工場は 画像を全て

お見せしきれないほど、巨大・・・       いや、超巨大工場・・・

 

30070303 (5).jpg

エアーで稼働する 専用の鉸め機 【フィッティングクランパー】を

駆使して、その場で簡単に ホースを組み立てられます。

純正ホース同様 信頼高い鉸め式だから、フルードリークの心配もなし。

 

何でこんなに便利で楽なの!?と、使えば使うほど 笑ってしまう位で

既成の組み立てられたホースではなく、個々の車体にあわせてベストな

ホースワークに拘るサンクチュアリーでは、もうこのAllegriの

存在は 欠かせないものになりました・・・

 

30070303 (1).jpg

大手メーカー 純正OEMもさながら、イタリアお得意の選手権分野に

おいても、その採用率はトップシェア・・・

 

30070304 (1).jpg

エイクマでおなじみ、ミラノMCショーでも 老舗のベテラン企業で

皆さん あまりご存知ないかもしれませんが、レーシングマシンの

多くが  「えっ! これもっ!?   あれもっ!?」   って言うほど

実はAllegiriなんです。


30070301 (13).JPG

メーカーOEMと コンペティションの、両立・・・

この会社の存在を強く勧めてきたのは、MotoGPの関係者達で

「とにかく 行ってみろ!」の 一点張りでした・・・ (;^_^A

 

私達サンクチュアリーのRCMが、いわゆる カスタム屋さんが作る

単なる改造車ではなく、アメリカでマニュファクチュアー認証を得た

Radical Construction Manufactueで

RCMが 本物のオートバイシャシーメーカー車である事を 彼らに

伝えてましたから、自分達の様な小さなメーカーでも 友好に取引き

してくれたんです。

 

30070303 (3).jpg

そして 今回・・・

 

30070303 (6).jpg

ようやく 以前から知っていた、この製品・・・

Allegriの【特許】である、世界に誇るこの製品が、いよいよ

始まる事になります・・・

 

実はこの時を、ず~っと  待っていたんです。

 

いやぁ~、ほんと・・・            今からワクワク しますわ! 

 

30070301 (1).JPG

海外のメーカー・・・    特に有力メーカーとの取引きというものは

メールのやり取りだけでは 必ずどこかで つまずくよと・・・

かつて道を切り開いて来た 同業の先輩達から、さんざん言われて来た

言葉でした・・・

 

先駆者達の格言通り・・・

3年以上通い詰めて、ようやく  認められましたかね?(笑)

 

根詰めて 頑張ってきた甲斐が、あったと言うものです ♪

 

 

(その3)に続く

2018年度 イタリア ミラノ 出張(その1)

おはようございます、サンクチュアリー本店の中村です。

 

ただいまイタリアは、朝の7時・・・

日本は今 昼過ぎでしょうから 「こんにちは」ですね!

 

 

7月2日、イタリア ミラノへと赴くべく 成田国際空港に・・・

 

300702 (3).JPG

今まではアリタリア航空で、ミラノ マルペンサ空港までの

直行便をよく利用してましたが、今回はJAL・・・

 

300702 (5).JPG

機内サービスも充実しているJALにしたのは いいんですが

JALは残念ながら ミラノ直行便がありません・・・

 

300702 (9).JPG

途中ヘルシンキで乗り継ぎをしたんですが、これがまた

実に面倒で・・・ (;^_^A

 

しかも乗り継ぎは至って簡単! と 聞いてたから、油断してたら

案の定 結構迷いました・・・

乗り継ぎをガイドする日本人の案内人なんて、全然いなかったし

どこも人出不足 なんですかねぇ・・・(苦笑)

 

300702 (10).JPG

何とかフィンエアーに搭乗・・・

 

結構 やばかったです・・・

迷いまくってギリギリの搭乗でした・・・

 

300702 (16).JPG

数時間後、なじみのミラノ マルペンサ空港に到着・・・

乗り継ぎ含めて およそ15時間の拘束 フライトの旅でした。

 

現在ここミラノは 夜の7時・・・

サマータイムだから 夜だって言うのに、日差しがまぶしい・・・

 

300702 (15).JPG

はっきり 言って・・・

今までで 一番                疲れました・・・

 

いっや~~~~~~         疲れたなんて表現じゃ ダメっス!

疲弊?        衰弱?          思いつかんっ!(笑)

 

乗り継ぎ、ムリっ!!!

 

絶対、おすすめしませんっ!!!  (◎_◎;)

 

300702 (19).JPG

ミラノの町へ移動し、ようやく落ち着く事に・・・

 

この町へ来るのも、足掛け 12年目になりますかね・・・

 

300702 (21).JPG

飛行機での移動の疲れは、もちろんなんでしょうけど・・・

 

歳をとって来たせいか、今までと同じ事をやってても

随分と疲れる様になりました・・・

あきらかに 10年前とは違う・・・             確実に 感じます。

 

仕事でも遊びでも 全てに全力で! と、やって来たんですが

歳をとって行くたび 自信の源が揺らぐ事を実感しています・・・

 

300702 (24).JPG

40歳台の後半くらい からかな・・・

気力・体力 共に充実して取り組めるのは、この辺りまで? と・・・

 

決めつけるのは どうかと思いますが、個人差はあるとしても

決して軽くとらえない方が 良いと思います。

 

同年代の皆さんっ!     のんびりしてる場合じゃないかもですよっ!

仕事も 遊びも・・・

人生!  今こそ!       じゃないですかね~っ!? (笑)

 

300702 (26).JPG

さぁ~!  明日から 早速、各社訪問が始まりますから

クダまいてる場合じゃ~  ありませんっ!

 

なるべく毎日 ブログ更新できるよう、頑張りたいと思います!

 

 

(その2)に続く

O・Y さんの RCM-454です!(その3)

こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。

 

福岡県在住 O・Y さんの、RCM-454 Z1‐R (その3)です!

 

30062901 (3).JPG

組み上がったエンジンを、早速 搭載・・・

フレームに養生をした上で、基本 3名で行えるのがベストです。

 

まずは二人で、車体右側より フレームにアクセスし・・・

 

30062901 (4).JPG

最初の一人が 左側にいた者にバトンタッチして、持ち替え・・・

手離した者はすばやく、エンジン下のジャッキ高さを合わせる。

ジャッキが効いたら 少し休憩できるんで、そこで体制を立て直し

後部ロアー エンジンマウントボルトを通す・・・

 

空冷Zに限らず、ダブルクレードルフレームのエンジン脱着は

概ね こんな感じでしょう。

 

ちなみにエンジンは エンジンマウント系を全て取り付けした後も

意外と上下に遊ぶもの・・・

 

マウントボルトを完全締結する前に、エンジンをジャッキで制御して

遊びの中で適切と思える高さにし 固定しています。

マウントボルトに最もストレスが掛からず、かつ 少しでも低重心に

なる様なエンジン搭載位置を イメージして決めています。

 

30062901 (5).JPG

エンジンが完全固定されたら、マフラーの取り付け・・・

 

ナイトロレーシング製 チタン手曲げEXの、ハーフポリッシュ仕様。

サイレンサーも同じく ナイトロ製、ストレイトチタンTYPEの

320mmの V‐1 サイレンサーです!

 

30062901 (6).JPG

オイルクーラーの配管は、オリジナルのレイアウトで組み付け・・・

ひと手間作業が増えますが、RCMの場合 ホースの軌道や長さなど

ゆずれない拘りがありまして、20年間ず~っと この路線なんです。

 

30062901 (7).JPG

吸排気・冷却系と、エンジン始動できるシチュエーションが

そろいましたんで、点火系も仕上げてしまう事に・・・♪

 

30062901 (8).JPG

しばらく欠品していた サンスター RCMコンセプトディスクが

納品されて来たので、シャシー最後の作業に入ります。

 

30062901 (1).JPG

ブレーキホースまで組み付け、コンプリート!・・・

 

いいですね~・・・♪             好きな絵です・・・ (^ ^ゞ

 

30062901 (9).JPG

エンジン始動、一発OK!

メカノイズ、オイル漏れ なし!  小気味良いレスポンスでした!

 

灯火系の作動も確認してた様ですが、何やら騒いでます?・・・

 

30062901 (10).JPG

なるほど!

 

ヘッドライトオンの際、セパレートハンドル仕様の場合では

気にならなかった カウル内のライト光漏れが気になるみたいで

ちょっとしたインナーパネルを 造ろうと言う事になった様です。

 

福岡の O・Y さ~んっ!

 

RCM-454 Z1‐R、大変順調に進んでおりますんで

来週あたりに登録し、その後 車両撮影&ロードテストを経て

7月20日までには配送できると思いますよ~っ!!!

 

 

 

 

= お知らせ =

 

私中村は 7月2日(月)~10日(火)まで、イタリア ミラノ出張の為

9日間 不在となります。

出張中は何かと ご不便お掛け致しますが、今回も各メーカーとの

打ち合わせが 多数あっての訪伊となります。

大変ご迷惑を お掛け致しますが、よろしくお願い致します。

 

サンクチュアリー本店    (株)ノーブレスト  代表 中村 博行

Copyright© AC SANCTUARY. All rights reserved.