Blog

SANCTUARY公式ブログ "Engineering&Passion"

2019年度 イタリア ミラノ 出張(その5)

2019年度 イタリア ミラノ出張(その2)ドイツ編です。

 

31062801 (61).JPG

工場長ニルスが快く、工場内を見せてくれるとの事・・・

 

ピストンの製作工程は まだ見た事がなかったので、胸が躍る

思いで案内して貰う事に・・・

 

31062801 (58).JPG

いきなり確信をつく場面から始まりました。

 

この大きな箱の中に入っているのは、何かと言うと・・・

 

31062801 (56).JPG

ピストンの鍛造ブランク材です。

 

以前にもお伝えした事があるかと思いますが、ヴォスナー社は

イタリアにピストンの鍛造施設を持っており、その関係から

ヴォスナーグループの中でも イタイア支社の存在は非常に重要な

拠点として認識されています。

 

では何故、イタリア支社がそこまで重要視されているか・・・

 

31062801 (57).JPG

O・Zレーシングホイール本社工場にも ホイールの鍛造施設が

ありますが、通常 この鍛造施設を所有している企業と言うのは

意外にも殆ど ないんです。

 

イタリアにあるヴォスナーピストンの鍛造施設は ヨーロッパ圏でも

大変貴重な存在で、実は沢山のピストンメ-カーが その鍛造施設に

ブランクピストンの製造を依頼しています。

 

そしてピストンに限らず、全ての鍛造製品に通ずる事なんですが

この鍛造技術次第で 製品の良し悪しが決まってくるので、ここが

本当に重要なポイントでもあり、故にドイツ本社とイタリア支社は

大変密接な関係にあるんです。

 

31062801 (62).JPG

そんな鍛造ブランクピストンを 今度は機械切削して行く・・・

 

31062801 (63).JPG

画像を見ればお解りな通り、まずはピストン下部から切削を

して行くんですね。

 

これは正直、 知りませんでした  (-ω-)/

 

31062801 (60).JPG

当然、車種によりスカートの長さや肉抜きなど、そのエンジンの

性質に合わせて 切削が行われます。

 

この段階ではピストントップ側の加工は まだ施されてませんが

そこの工程は ちょっと画像NGでとの事で、残念ながら今回は

お見せする事が出来ず 申し訳ありません  <(_ _)>

 

31062801 (82).JPG

ピストンピンホールの精密ホーニングを行い、ピストン本体の

切削工程はこれにて 概ね終了・・・

 

31062801 (81).JPG

最後に一つひとつ バリを取る作業だけは人の手で行う必要が

あるらしく、同時に検品もしておりました。

 

写ってはおりませんが、カメラを向けたら皆さん はにかんで

シャイな笑顔を見せてくれたのが とても印象的でしたね (^^ゞ

 

31062801 (87).JPG

出来上がったピストンに モリブデンコーティングを施して

車種やピストン径、圧縮の仕様など 間違いが起こらない様に

しっかりチェックを受けて梱包されます。

 

鍛造工程だけはイタリアで行われてますが、それ以外の全ての

作業がここ本社工場で行われ コンプリートしていました。

 

31062801 (86).JPG

出来上がった製品は 細かく棚に陳列され、出荷の段階で

ミスがないよう、配慮されているんだそうです。

 

何となくですが、ドイツの人達は 日本人と同じ繊細さを持って

いる様な気がして、それは製品にも反映されていると感じました。

 

そんな ヴォスナー製ピストン・・・

 

 

31062801 (85).JPG

そもそも 私達サンクチュアリーの母体である NOBLESTが

このヴォスナーピストンの取り扱いを始めたのが、およそ3年前。

 

3年前のイタリア出張の際に ある人物から紹介され、イタリアの

支社長オノスクーリと出会ったのが 事の始まりでした・・・

 

どうして今に至ったのか・・・

その辺りの経緯を次回、正直ベースにてお話したいと思います。

 

 

(その6)に続く

Copyright© AC SANCTUARY. All rights reserved.