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SANCTUARY公式ブログ "Engineering&Passion"

ゼッケン39 最後の挑戦 (その8)

すっきりしない 梅雨空続く6月・・・

 

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早朝の筑波サーキット・・・

 

 

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この日は久しぶりに 梅雨の合間の好天に恵まれていた。

 

 

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ここまで決して順風萬寳とは言えなかったから、3人共疲れ果て

心身共に消衰し切っている様子だ。

 

追い打ちをかけるが如く 前日の晩になって発覚したトラブルも

あるから、記念すべきシェイクダウンの日を 快く迎えていると

行った心境でもなかったろう。

 

 

 

だが・・・

 

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闘志むき出しの この男は、この日を待っていた・・・

 

 

自分の胸に 今も残るあの日の・・・

「走れるなら 走ります!     いや、走りたいです!」 と

彼が発した 言葉・・・

 

あの日の自分に対する 不甲斐なさと無念さは、しばらくは

忘れる事は出来ないんだろうなと 今もそう感じている・・・

 

 

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コースインした Zレーサー3号機・・・

 

わずか数周で、懸念していた症状は現れる・・・

 

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絶望感漂う ピットワーク・・・

 

気になっていた症状が早くも現れ、もはや成す術もなしであった。

 

 

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今だ未完成な、A16R Zレーサ-Ⅲ。

完成していない上に 故障までしていたのだから、走るはずもなし。

 

これが6月末時点での事実であり、結果である。

 

それでもサンクチュアリーの Zレーサーとして、歴代3台目となる

このマシンは ここ筑波へと辿り着いた。

 

随分と時間が掛かったが・・・

 

 

 

 

話を少し前に さかのぼろう・・・

 

 

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「同じ穴の狢」 と言う言葉通り、自分と同じ空冷Zに魅せられた

人間は他にも数多くいるものだ・・・

 

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同業であり友人でもある、岐阜のスピードショップイトウの代表

伊藤アキオも、そんな空冷Zにどっぷり浸かった男・・・

 

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そんなアキオが連れて来てくれた男・・・

 

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広島から遥々駆けつけて来てくれた、宮市氏である。

 

そしてアキオが 彼を連れて来てくれた理由と言うのが・・・

 

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この フュ-エルインジェクションマップの設定だ。

 

宮市氏は元々バイクのメカニックで 現在はプライベートながら

自ら自身の空来ZをFI化し、何年にも渡りレース活動して来た

いわば 空冷Zインジェクション化におけるベテラン・・・

もちろん あのPAMS竹部さんとも、交流の深い方である。

 

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時間が押している事もあって、躊躇なくシャシーダイナモを

バンバン回して マップをセットアップ。

 

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かなり良くなって来たが、キャブレターの様には行かない・・・

 

アオキも宮市さんも 明日から自分の仕事に戻るから、与えられた

今 この時間の中で全力を尽くすべく頑張ってくれたが、いかせん

時間が足らない・・・        いや、足らなすぎる。

 

 

二人とも帰り際 やり終えてない無念は残ったと思うが、同じ

空冷Z好きとして、そして友人として 改めてお礼を言いたい。

 

ありがとう・・・

 

 

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とはいえ状況は 険しいままである。

もう時間がない中、とにかく仕上げねばならない事に変わりはない。

 

急遽 PAMS竹部さんの協力のもと、コース走行できるレベルに

持って行って、まずはこれで何とかと 安心する・・・

 

PAMS竹部さん、本当にありがとうございました。

 

 

しかしながら・・・

 

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期待通りの圧縮が得られず、今一つパンチに欠けるエンジン。

 

実はこの後、走行日の前夜になって決定的な時限爆弾の存在に

気付くのだが、それはまた後日 お見せするとして・・・

 

 

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時を同じくして、突然 ピレリタイヤのトラックが到着。

 

誰が来たのかは、もちろん 一発でわかる。

 

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待望のタイヤ、ピレリ DIABLO SUPER CORSA V-Ⅲ・・・

 

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パワービルダー代表 針替君である。

 

彼も今回 3号機レーサーをかなり気に掛けてくれており

タイヤを始め、色々と相談に乗ってくれていた・・・

 

パワービルダーは 休む事なく長年に渡りレースを続けており

それは本当に凄い事だと、レースをやっていれば わかる事だ。

 

これだけは断言できるが、レースで活躍しているショップの

実力は 本当にレベルが高い。

 

自ら〇△馬力と唄ったり、最強と唄ったりする事は たやすいが

レースでは真の実力なくして 勝つ事が出来ない・・・

白黒はっきり付いてしまう世界だから 自己発信は通らないのだ。

 

だからこそ レースには価値があるし、レースに参戦している

ショップには尊敬と敬意の念を払っている・・・

 

もちろん、針替君も含めて。

 

 

 

 

話は戻って

 

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再び筑波サーキットのパドック。

 

 

改めて サンクチュアリー本店レーシングチーム

真サード世代メンバーを ご紹介しよう。

 

 

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佐々木 新一

 

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仁科 翔

 

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そしてファースト世代でもあり、真サード世代 リーダーでもある

鈴木 誠太郎

 

皆今日 この日の為に、自らの時間を犠牲にしてまで奮闘して来た

メンバーであり、現サンクチュアリー本店の精鋭達である。

 

 

また もう一人・・・

 

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ライダー 國川 浩道・・・

 

未完成とは言え、ZレーサーⅢを前に 想い募らせるかの如く。

 

 

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この後 待ち受けている結果は どうあれ

 

喜ぶべきはゼッケン39が、再び この筑波へ戻って来た事だ。

 

 

(その9)に続く

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