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Rumbling - NOBLESTスタッフのコラム

Vol.1 パーツ開発のテーマと想い

2005年12月21日

■二つの開発テーマ



私たちがオリジナルパーツを造りだす上で常に心がけているテーマは二つあります。
一つは、まったく新しいカテゴリのパーツ、つまり「これまで存在していなかった新機能性の開発」。
もう一つは、すでに市場に発表されているカテゴリのパーツ。既存の製品の別バージョンを造るのではなく、「それらを上回る優れた性能・品質に改良されたものを生み出す」と言うこと。

この二つのテーマに沿って、自社工場の専任メカニック達が大きな興味と共に、細心の注意を払いながら、開発〜採用テストまでを一貫して行うことにより、優秀なパーツ達を生み出す努力を日々続けています。

しかし現実にはこの二つのテーマを追求していくと、技術面で大きなハードルにぶつかったり、またそれを乗り越えられたとしても、コスト面で製品化イコール赤字になってしまうという悔しいケースも多くあります。これまでには、コスト面に多少目をつむってでも何とかリリースしたいという想いで発売した商品もありました。本当に優れたものを造り出し、お客様に届けるというのはなかなか険しい道のりであると日々悩みながらチャレンジし続けています。



■メカニックの想いをカタチに

日々多くのお客様からお預かりするバイクの修理、車検、チューニング等の作業を行う中で困難な作業で立ち止まってしまった時「これは何とかならないか?」「こんなパーツが様々なバリエーションであれば・・・」とメカニック達が手を動かしながら日々考え苦悩した結果、突然に誕生してくるアイテムがあります。日常の業務を進めながら新たな物を創り出す。そんな厳しい現場の中から生み出されたアイテムは、姿、形だけではない明確な機能性があります。

商品化されるパーツは、チューニングを目的とした物、強化部品として誕生した物、あるいは対策部品と呼ばれる物、様々なコンセプトを持って生まれて来るわけですが、これらは全て、メカニックの頭の中にある問題解決の知恵と想いを具現化したもの。そこで生まれたのが SANCTUARY MECHANIC BRANDなのです。

■美しい仕上がりは健全なコンセプトに宿る

こうしてメカニックのアイデアを元に練り上げられた明確なコンセプトのもとで造られるパーツは、姿、形を決めるまでもなく、寸法や材質、機能性、性格付けと共に、必然的に無駄が削ぎ落とされ洗練されたカタチとなって現れてきます。

例えば SCULPTURE のステム関連・スイングアーム。これはR.C.M(リアルコンプリートマシン)の製作における「妥協なきシャシーパーツへの追求」と言うコンセプトから生まれた物。部品単体としての剛性・機能を考えた上、それを装着した場合のフレームとのバランス、その先にある動性能、そして外装を含む周辺部品との調和。美しい仕上がりは、部品単体としての機能を突き詰め、そして全体とのバランスを考えた先に初めて存在するものなのです。



NOBLESTが開発し、ここでご紹介する一連のパーツは、明確なコンセプトのもと、一つ一つが持つそれぞれの役割、それをしっかりと果たすだけではなく複数のパーツを組み合わせた時の完成度の高さと、それに伴う相乗効果までも考え抜いた製品です。
私たちの商品をカタログやWEBでご覧になる時、このような想いを感じていただければ幸いです。


NOBLEST 代表 中村博行