・「好き」を仕事にすることのリスクと条件
オートバイを生業(なりわい)とする動機は、趣味で好きな事をそのまま仕事にしたいという欲求から来る場合がほとんどではないでしょうか。しかしこのようなケースでは多くの人が落とし穴に引っかかります。それは、趣味の部分に没頭しがちで、仕事の部分が疎かになる、つまり仕事に甘くなる傾向に陥りやすいことです。たとえ趣味の延長で始めたことだとしても、生業である以上「商い」としての責任が生じます。仕事として向き合うという覚悟、会社と自分自身の将来のビジョン。あとは少しの野心。これらを踏まえずして、これからのオートバイ業界を生き抜くことは難しいのではないでしょうか。
・新しい風を吹かせよう
オートバイ業界は他業種との接点が比較的少なく、外からの刺激に乏しいために視野が狭くなりがちで、閉鎖的な傾向があることは否めません。しかし反対にこれらをポジティブに見つめ直してみると、狭くなってしまった視野の外側には、まだまだ未開拓の新しい世界が広がっていると言えるのかもしれません。 この業界の閉塞した状況を打破する為にいま必要なこと。それは、全く新たな発想と強い志を持つフレッシュな人材の力であると考えています。これまでとは異なる、オートバイの新しい時代を創り、動かして行ける可能性を信じ、この業界での仕事を誇りと思える人材を迎え入れたいと思っています。