このRCM－441は元々、RCMクラフトマンシップ車輌として完成し店頭に並んでいた車輌である。大分県在住の オーナーはショールームに並ぶその姿を見て購入を決定。実はこのRCM－441のオーナーの実父がRCM Ninjaを オーダーメイド製作しており、その打ち合わせの際に同行して決定したと言うプロセスである。

またオーナーの亡き弟が いつかはMK‐Ⅱに!と言う想いがあった事から実の兄であるオーナーがその意思を受け継ぎ、所有していたゼファー 1100を手離したと言う経緯もある。そんな思い入れの強いMK‐Ⅱだが、RCMクラフトマンシップとして当初完成して いた仕様とは全く違う仕様へと変貌を遂げている。目に付く殆どの装備がオーナーリクエストによるもので、相当な 内容のアップグレードを施し現在に至った。

RCM定番の17インチローリングシャシーに更に磨きをかけた各部仕様は 妥協なき選択で、当初の面影はそこにはない。また点火系やマフラーなど、出力に影響あるパーツの変更も積極的に 施されている。予算と時間をかけて仕上られた一台だけにロードでの動性能発揮はもちろん、大きな所有感をも満たす そんな仕様のMK‐Ⅱである。