RCMクラフトマンシップとして制作されていた車輌で、半年ほど前、現オーナーの目に留まりご購入に至った車輌である。 スタンダードだったZ1であったが、半年間乗っており足回りの重量感、ブレーキ、クラッチの操作感、点火系の不満を抱え、 今回のアップグレードに至ったのである。

足回りには動性能面の向上の為にアルミ鍛造　OZホイール‘GASS　RS－A‘を 採用。これにより旋回性の向上を図る。ブレーキ、クラッチの操作には、タッチの軽さに定評があるブレンボRCSラジアル マスターを採用。これにより劇的に操作性の向上が図れ、オーナーも大満足である。点火系には純正機械式ポイント点火を採用 していたが、今後のメンテナンス性を緩和見て、ASウオタニを採用しフルトランジスタにする。エンジンには不可欠な燃焼 効率を向上させることができ、点火タイミングの調整も可能となり、エンジンの出力にも貢献できた。

RCMクラフトマンシップは、 このようにスタンダード仕様でも十分に楽しめる仕様になっており、その後のアップグレードにも低コストで車輌性能の向上を 図る事ができ、オーナー好みの車輌に仕上げることができるのである。