RCM－002と言うオールドナンバーシリアルの1100カタナ。1995年のACサンクチュアリー創業期より手を入れて来られた マシンである。2000年の江戸川区移転後、ショールームに展示車として一時並ぶも、その後時間の経過と共に不動状態に なり、およそ16年動かされる事がなかったマシンだった。

そんなRCM－002を再生するべく最新スペックでリメイクしながら 同時にレストアを進行。フレームには補強を追加して粉黛塗装で一新させ、降ろされたエンジンも一度全分解し、耐熱塗装から オーバーホールまでを敢行している。そんな工程を経て新生したRCM－002 カタナ、その仕様は現代の高機能部品を数多く 採用した17インチシャシーとなる。

ワイドサイズ化されたハイスペックラジアルタイヤに合わせフレームはもちろん、ブレーキや サスペンション等、全てのローリングシャシーが以前とは比較にならない強化を施されており、その動性能はこれまでとは全く 異なった性質のものになっている。十数年の時を経て再生されたRCM－002 カタナ。進化も十数年分に値する内容である。