長年ガレージ保管で動かしていなかったカタナを、復活させるべく、オーナーから依頼を頂いたカタナ FINAL EDITION 同時に大掛かりなカスタマイジングを施す事となり、RCMとして製作が進行した一台。フレームには述べ5ヵ所の補強が入り、 ワイドタイヤ化に従うドライブチェーンラインオフセットの対策加工、インライン処理も施し済み。ダイヤモンドコーティングで ブラックアウトされたフレームには、前後17インチシャシーのアップグレードパッケージが装備された。

カタナは17インチタイヤの 採用や足回りの仕様によっては、シャープな回頭性を失ってしまうケースがある。前後サスの設定をはじめ、フォークオフセット等 シャシーディメンションが重要な決定要素となる為、車体完成後のセットアップ・・いわゆるロードテストは欠かせない作業である。

カタナに限らず、RCMは全て完成後のロードテストを 念入りに行っているのだが、このカタナと言うマシンに関しては、いつにも 増して、テスト走行に時間を掛ける傾向があると言えるでしょう。丹念なロードテストを積み重ね セットされた工程も含めて、 その全てが RCMの特徴でもある訳です。