KZ1000MK‐ⅡのRCMとして製作され、完成後ショールームにて展示販売される RCMクラフトマンシップ。 このRCM－459 MK‐Ⅱもそんなクラフトマンシップとして製作展示されていた一台であった。MK‐ⅡのRCMを 探していたオーナーはこのRCM－459をベースに更に自分好みのアップグレードを追加。

展示されていた時の 状態から大きく異なる仕様へと変貌する。フレームのバ－ジョンアップやエンジンのオーバーホール、そして車体 各部のリフレッシュメニューは既にRCMとして完成しているから、手を加えるならば各部パーツのアップグレード と言う展開になる。コスト面への考慮から当初履かせていた純正流用ホイールを、イタリアO・Zレーシング製 鍛造ホイールに変更。同時に左右ブレーキマスターシンダーも、オーソドックスな横置きタイプからBrembo製 ラジアルポンプマスターに交換。それにあわせて左右ブレーキ&クラッチホースのレイアウトも変更している。 元々装備されていた前後ホイールや左右マスターシリンダーはいずれも製作コストを抑える為の選択だったが、 マフラーも同様の理由から装備していたスチールメガホンをやめ、同NITROレーシング製チタンフルEXへと変更。

シートはノーマルあんこ抜きシートから(株)デイトナ製の新製品 MK‐Ⅱ用RCMコンセプトCOZYシートとして、 ハンドルバーも10mmほど高いバーに変更。ポジション回りへの拘りも反映させている。それらいくつかの変更を 伴って大きく変貌とげたRCM－459 MK‐Ⅱ。元々装備されていたパーツとの差額+アルファー工賃で理想の アップグレードを遂げており、非常に効率よい形で自分仕様の一台に仕上げたと言える一台である。