サンクチュアリーヨコハマヤマト店にほど近い神奈川県在住のオーナーは、丸デザインのZ1か角デザインのMK‐Ⅱかで 迷いながら本店へと来店。どちらも気になっているが、本音はZ1よりもMK‐Ⅱに魅かれていると言う事で、ならば躊躇わず MK‐Ⅱの方が良いと推奨すると、その場で即決定。もちろんコンプリートマシンRCMで製作する形となった。

車体コースは 先鋭路線17インチシャシーで、それに合わせてサンクチュアリーオリジナルSTAGEⅡフレーム補強を施し、17インチ化に 最適なディメンションとなるSCULPTURE製ステムとスイングアームで足回りを構成。ホイール、前後サス、ブレーキに おいては世界選手権で圧倒的シェアを誇る最高峰メーカーの逸品だけとし、最高品質を組み合わせた贅沢な仕様である。 この辺りのメーカーチョイスに関してRCMの追求は高い。無名メーカーの製品を悪いとは言わないが、Moto‐GPやワールド スーパーバイクレースで数多く使用されているメーカー品にはトップレースで採用されるだけの性能があり、ネームバリュー だけではない信頼があるからである。せっかく製作するオーダーメイドのマシンなのだから個々のパーツを妥協したくはない。 RCMはその加工やセットアップの技術もさながら、パーツレベルの選択においても最高峰を目指したマシンと言う訳である。

オーナーは気が向いた時に好きに乗るとの事で、そのステージは街乗りからワインディングまで幅広い用途になるであろう。 それなら乗り易さは言うに及ばず、スポーツライディングポテンシャルも与えてやるべきと判断し製作。オールラウンダーな マシンとしてバランス良く仕上がっている。オーナーの自宅からヨコハマヤマト店が近いと言う事で実はこのRCM－550、 オーダー当初からヨコハマヤマト店で納車されるプランで決まっていた。

車両は本店で製作されたが納車はヨコハマヤマト店と 言う形態で、今後のメンテナンスなど全て近くにあるサンクチュアリーがアフターフォローして行くから、維持と言う点においても 安心である。ハイレベルなマシンを手に入れ何かあればすぐピットインできる場所がそばにある。車両の完成度だけでなく、 環境まで万全なプランで製作されたRCM MK‐Ⅱである。