このRCM-116はツーオーナー目のマシンである。前オーナー時代はセパレートハンドルの仕様だったが車輌を手離され、 現オーナーの元に行った後、現在の仕様に至った経緯である。実は転倒をきっかけに、修理を兼ねてアップグレードに 至ったものだが、以前の仕様からはかなりかけ離れた仕様になったと言える。

ライディングポジションは バーハンドル化により、よりオーナーの好みのポジションへと変更。同時にブレーキ廻りを交換し、メーターの変更と ハーネス廻りの処理を行っている。また外装のカラーに関しては完全な別物となり、オーナーのこのマシンに対する 想い入れが伺える様だ。

今現在制作されているRCMシリアルナンバーを見れば、このRCM-116と言うシリアルは、 相当昔に製作されたと言う印象を感じてしまうが、今回の様なアップグレードを施す事で、かなり洗練された仕様に なると言う事がわかった。永く乗り続けて行く上で、自分好みの仕様に常に進化をさせて行く事は,色んな意味で 楽しめる要素でもあるから、カスタムの原点を感じさせるそんな一台である。