Gpz900R Ninjaも生産終了から20年ほどが経過しており、メーカーでの純正部品は欠品が目立ち始めている。 修理やオーバーホールを行う上で部品入手が出来ない事は致命的だ。例えばエンジンの純正オーバーサイズ ピストンが欠品、またハーネスやキースイッチセットなど電装系が入手不可であったりすると、それらの代用品が 必要になって来る。状態良い中古部品ではなく、あくまでも新品部品である事が重要である。

NinjaのRCM、 スポーツパッケージTYPE‐Rの進化版 New TYPE‐Rは、正しくそこを網羅するべくパッケージされた車両で、 今日ならではのRCM Ninjaとして生誕をした。電気系統は後期モデルの純正部品を用いて丸々コンバート。 ハーネスやジャンクションBOXの変更はもちろん、ヘルメットロックに至るまでキーも全て統一したものへと施工。 エンジンはドイツWossner社製ピストンを用いてオーバーサイズ化。オーバーホールは後期モデルの対策された 純正部品を多用し完成度を高めている。そんなNinja New TYPE‐Rをベースに更なるオリジナルアップグレードを 施した このRCM‐448は、オーナーのNinjaに対する情熱が込められた仕様と言えるものである。

前後ホイールや ブレーキシステムなど足回りパーツのチョイスに妥協はなく、セパレートハンドルの採用から施されたアッパーカウルの 加工等とにかくオーナーのリクエストが多く反映されており、徹底的にこだわり抜いた一球入魂の一台に仕上がって いると言える New TYPE‐Rである。