スポーツライディング志向のオーナーは、スーパースポーツマシンでのレース経験も豊富で、普段もSS系車輌を メインにバイクライフをされていたが、少し前の年式車に惹かれ、RCM Ninjaで最高峰のフラッグシップモデルと なるフォーミュラーパッケージを選択されました。受注スタイルはオーダーメイド式で、外装カラーリングから各部の アルマイト色に至るまで、全てオーナーリクエストにて製作。

エンジンはフォーミュラーパッケージ十八番のZRX
1200エンジンを搭載。当然ながら原動機変更に伴う構造変更申請済みである。体感した方でないとわからないが、 NinjaのシャシーにZRX系エンジンの搭載は非常に有効な手法だと言える。エンジン単体重量がわずかに軽くなる 事もあり、パワーフィーリングの変化もさながら、車体フィーリングの変化にも驚かされる。これはエンジンとシャシーの バランスがハンドリングに大きく影響している事の表れでもあり、こういった産物こそがフォーミュラーパッケージの 最たるメリットである。

インジェクションに慣れているオーナーは久しぶりのキャブレターにダルさを感じてはいるものの、 1980年代にデビューしたNinjaとは一線を画すRCMフォーミュラーパッケージに、感銘された様である。