RCMクラフトマンシップ車輌はサンクチュアリースタッフ主導の元に製作販売されるRCMだが、それらは全て新規に 製作されているマシンばかりではない。例えばこのRCM－416の様に、元々かなりカスタムされていた車輌に新たな モディファイを施して製作されるケースもある。既に装備されたパーツで状態良いものはそのまま再使用。経年変化で 劣化が著しい部分やマッチングの良くないパーツに関しては これを機に交換され、全く新しいRCMとして生まれ変わる。 そんなプロセスで製作されたRCM－416。

RCM Ninja最高峰のフラッグシップ、フォーミュラーパッケージとして新生。 エンジンはZRX1200のノーマルエンジンに換装。当然の事ながら原動機の変更に伴う構造変更申請は完了済み。 装備された吸排気系パーツと点火系のアップグレードにより、ストリートでは充分すぎる程の出力特性を実現している。 併せてシャシーへの配慮も忘れてはいない。へたりが見られる消耗部位を交換しつつ、現行パーツ群を新規に採用。 セットアップを熟成させれば、ノーマルNinjaとは比較にならない動性能を発揮できる仕様になっており、潜在する 基本スペックは確実に高いレベルのマシンへと転身している。

このマシン、製作途中の段階で既にオーナーが決まった 車輌であるが、2017年3月開催の東京モーターサイクルショーに展示される事になっており納車はその後に行われ るのだが、おそらくロードでは異彩を放つ、突出した存在感の一台になるであろう。