ここ数年で急激に減少した空冷Z系車輌。特にZ-1とMK-Ⅱの入手は際立って厳しい状況になった。 このRCM－319も、そんな希少車 Z-1をベースに、17インチシャシーで造り込まれた一台である。

元々は、RCMクラフトマンシップ車輌として始まったマシンだったが、製作スタート後間もなく、現オーナーの 目に留まり、車体各部の仕様や外装のカラーリングなど、途中からオーナーの意向が大きく反映されている。 既に製作が完了する前に売約となり、そこから乗り手の好みに仕上げて行く・・ 言わばセミオーダーの様な 形態だが、入手が困難になった空冷Zでは、このプロセスこそが最もコストパフオーマンスに優れていると 言ってよい。

フレームの強化と足回りパーツのグレードアップ。そしてエンジンメニューに至るまで、その仕様は フルオーダーメイドに引けを取る事ない、仕上がりである。