40年も前に生産されたZ-1・・当然のことながら、各部の痛みや故障は否めない。そんなZ-1でも元気よく 走らせたいという想いから、オーナーはRCMを指名。メニューはもちろん、17インチシャシーRCM-Zである。

フレームはッサーキット速度にも対応する造りのオリジナルフレーム補強ST-III。180サイズのワイドな リヤタイヤと、23mmオフセットされたドライブチェーン軌道。それにあわせたインライン処理。ワイドスパン化した リアサスのレイダウンなど、要になるフレームへの加工は完全にフィニッシュしている。もちろん前後足回りと エンジン、そして吸排気系・電装など、カスタムと同時にリフレッシュメニューも徹底して施している。

40年経過した今でも色褪せる事のない、ノーマルの性能を大きく上回る動性能も追求しながらも トータルで再生を果たした一台である。