徳島県在住のオーナーはNinjaを所有していましたが、前々から憧れていたZ-1を手に入れたいと決意され、この RCM－399をオーダーしました。セパレートハンドルにアンダーカウルとスポーツライディングを意識したルックスは、 オーナーリクエストによるもので、外装カラーリングも所有していたNinjaがブルー基調のカラーだった事から、この マシンもブルーでコーディネートされている。

当然の事ながらフレームへの補強・加工をはじめ、エンジンフルオーバー ホールとライトチューニング、前後足回りにおいても現在最高と称されるメーカー製のもので、手堅く仕上げられている。 総合的なフォルムは攻め志向の仕上げになっているものの、長期乗り続ける為のライフに対する配慮も忘れてはいない。 無理ないサイズのピストン径や材質的なアドバンテージに優れたESTライナーの採用。

そして各部への表面処理など、 加算されて行く走行や熱問題などに対し、今後有効となる手法も取り入れている。入手が厳しくなってしまったZ―1な だけに、早期に大きなトラブルが出てしまう事を避ける為の対策は重要である。とは言え、その気になった時にスポーツ ライディングに耐えられない様なZをオーナーは望んではいない。飾る為の物ではない、そんなZを目指して製作されている。