ここ数年での空冷Z系車輌の枯渇。広く認識され定着した感がある中、それでもZ系RCMへの問い合わせは 切れる事がない。そしてZ系の中でもZ-1こそが一番人気である。このRCM－435はそんなZ―1をベースに 製作。サンクチュアリースタッフ主導の基に造られたRCMクラフトマンシップである。

まだ製作途中の段階で オーナーが決まり、完成に向かう最後の工程でオーナーからのリクエストが追加。艶消しブラックを採用した 外装カラーリングなど、オーナー好みの個性化を図っている。シャシーは17インチホイール仕様で当初からの コンセプト通りだが、予定していたバーハンドルをやめセパレートハンドルへと変更。あわせてブレーキホースの 長さも変えるなど細部の変更も施されている。全体のカラーコーディネイトは、ブラックを基調に各部チタン色が 配色されたシックなものだが、要所の造り込みはRCMとして相応しい17インチホイールシャシーであり、その 方向性はあくまでもロードスポーツバイクとしての動性能を追求したものである。

エンジン出力特性もノーマルとは 比較にならない特性となっているから、空冷Zのらしさはそのままに走りの水準は数段高いレベルになっていると 言える一台である。