RCMクラフトマンシップはサンクチュアリーのスタッフ主導の基に製作されるRCM。依頼するオーナーが いない段階から製作がスタートし完成した後販売されるが、その多くは通常のオーダーメイドRCMに比べて ややリーズナブルな価格となっている。それは一部のパーツに純正流用品を使ったり、中古パーツを用いたり する所から実現できているのだが、このRCM－440に関してはそう言ったコストダウン主義の要素は微塵も 入っていない。言わばRCMクラフトマンシップ アップグレード仕様と言う存在である。

ステージⅡのオリジナル 補強が施されたフレームには、RCM17インチシャシーメニューが採用され、SCULPTURE製ステムKITと ワイドスイングアームには、世界に名だたるレーシングアイテムメーカーのOHLINSサス・Bremboブレーキ・ O・Zレーシングホイールが組み合わされる。その他の装備も充実した内容で、アップグレードの名に相応しき 仕様であると言えるだろう。

完成し販売紹介されたこのRCM－440は直後、すぐにオーナーがついている。 そのスペックはもちろん、ビジュアル面も大変気に入ってくれた様で、ある意味メカニック主導で製作された プロセスが高く評価された事であると捉えて良いだろう。造り手と乗り手、両者どちらも満足感が高い状態で 生み出されたRCMである。