このRCM－452はRCMクラフトマンシップとして製作された一台。完成し、ショールームに並ぶ現車を見た オーナーは、実は自身が所有されていたZのフレームを持ち込みにて補強等の加工を進行させていた方で、 すでに作業が進んでいたフレームとは別に RCM－452を購入。仕上がりのバランスやコスト面の優位性など 考慮し、悩んだ末での決定であった。

そんなRCM－452、持ち込み作業していたフレーム同様 ステージⅡの フレーム補強が施され、ワイドレイダウンやドライブチェーン23mmオフセットに対応したインライン処理など、 前後17インチホイールシャシーにて造り込み済み。エンジンも最初からφ73ヴォスナーピストンが組み込まれ、 合わせてASウオタニSP‐Ⅱも採用。パワーパッケージメニューで仕上げられている。このままでもオーナーは 充分と考えていたが当初の意に反して仕様変更を慣行。

TMR MJN DSFキャブレター等を始めとする多数の 変更を施した結果、当初ショールームに並んでいた姿・色とは大きく異なるものに変貌。完成していたRCMとは 言え、細部も含めて多数変更を重ねた事で また違った趣のマシンとなっている。見方を変えれば 完成していた RCMの更なるカスタムであり、オーナーの好みが前面に反映された仕上がりになったと言えるだろう。