車両製作して十数年。048と初期シリアルナンバーを付けたZ1ーR。特に大きな不満もなくツーリングに使用していたが、エンジンコンディションや車体パーツの劣化に伴いリメイクを決断。現在の戦闘的なスタイルを活かしつつ、理想としていた外装のパールホワイトペイント・ブレーキ廻りの強化・メーターワンオフをおこない理想としていたカタチに。

現在見ることが少なくなってしまったTWM17インチホイール・ウェーブローター・カーボンサイレンサーだが、オーナーの意向で古き良き時代の味を残している。オーナーの拘りであるセパレートハンドル仕様だが、街乗り・ツーリング・スポーツライディングまで幅広く対応出来るポジションを確保。バイクのコクピットであるメーター周りはセパレートハンドル仕様に合わせて配置したワンオフメーターパネル仕様になる。機能性を重視したスタック・モトガジェット・ヨシムラを装着。

エンジンの仕様は精密内燃機加工と対策部品を取り入れた上でのヴォスナー製ハイコンプピストンに加え、PAMS製ESTライナー使用してのΦ75仕様である。点火系はウオタニSP-2を使用し、トルク&レスポンスUPも図っていて旧車ならではのトラブル対策にもなっている。 外観・エンジン・足回りと大幅にリメイクを施しながらも、どこか懐かしい雰囲気を纏ったオーナー拘りのZ1－Rに仕上がっている。