サンクチュアリースタッフ主導の元に製作され完成後は店頭にて展示販売される、RCMクラフトマンシップ車輌。 オーダーメイドRCMと全く同じクオリティーで製作されるクラフトマンシップであるが、販売価格は通常より低価格で 非常にリーズナブルなものである。クラフトマンシップの多くはなるべく予算を抑えたもので、純正流用のホイールや スチールマフラー等 求めやすい設定となっており、それらをベースにアップグレードを図るユーザーも少なくない。

しかしながらこのRCM－409は、最初の企画段階からフル装備に近い仕様で製作されたクラフトマンシップである。 ホイールやマフラーはもちろんの事、足回りや電装系に至るまで各部のパーツを厳選。オーダーメイドRCMによく 見られる拘りのスペックで製作されている。唯一スタンダードな仕様なのがエンジンで、耐久性を考慮したライフ パッケージエンジンとなるが、吸排気系パーツと点火系の変更により、ノーマルエンジンとは大きく異なるトルク＆ パワーを得ている。むしろ扱い易さと言う点においてライフパッケージエンジンの利点が残されたと言う仕様である。

既に大きく手を加えられたRCM－409だが、今後はオーナーの元で更なるモディファイが加われば、より一層 個性的なRCM Z1-Rに変る可能性を秘めており、ここから進化を促すプロセスも楽しめる、そんなRCMである。