
サンクチュアリー本店の中村です。
書き続けております! イタリア出張ブログ! (ここまでは・・・)
普段もこの位書かんとなぁ~ なんて、後ろめたさ感じておりますが ( ̄▽ ̄;)

昼、根を詰めた仕事の終了後に会食し、ホテルに戻って夜な夜な書いてる自分を
褒めております。
日本にいる時は こうは行きませんから、出張時ならではの環境なんでしょう。
常日頃、自分がこなしてる仕事を社員達が自らやらねばならない必要がある・・・
そんな良い機会でもあるのでしょう。
とは言え、それを実現するには少なくともリーダーシップを取れる人間が必要で
自分が不在時にそれを誰がやっているのか、大いに興味がある所でもあります。

OZでは、後継者育成と今後の戦略についての談義が相当な時間を占めました。
これは意外な展開で 予想外の話題でした・・・

後継者の談義は尽きる事がなく、このあと紹介する別のメーカーでも似たような
話題でもちきりに・・・
総称すると、いつも自分がスタッフ達に言っている「時代の変わり目である事」
もうこの一言に尽きるで、それは日本だけではなく世界中がそうであると言う事。
今までの経験や数字は何も意味を持たなくなるほどの違う時代を迎えつつあると
言うのが共通の認識で、会社自身が急激に進化していたんです。
次の時代に生きる事の重さ・・・
実は、託す側は 託される側よりも心配しているんですよね。

翌朝・・・
託す側としては、まだまだ先の事とは言え どんどん種まき作業に勤しみます。

4年前の訪伊時に唯一寄らなかったこのメーカーへ、5年ぶりにやって来ました。

そうです。
もはや【これ無しでは仕事ができない】とまで言わしめる程の 大きな存在・・・
ホース&フィッティングメーカー Allegri(アレーグリ)を訪問しました。

今回は定番ブレーキホース ショルトシステムの新型フィッティングクランパーと
他にも数年前から気に掛けていたツインシール式オイルクーラーホースの相談で
訪れたんですが、アレーグリでも会社改革は起こっていまして・・・

なんと!
大手ガスケットメーカーと合併し、より強く より安定したメーカーへと転身して
いたんです。
なんすかね~・・・ (;^ ^A
自分、この4~5年で完全に浦島太郎状態になっていたみたいなんですが、こうも
色々変化を見せられると「自分が一番のんびりしてるか?」と思わせられまして
10年なんてスパンではなく、もっと短い5年で大きく物事が動いて行く・・・
減退せずに、成長し続ける会社経営者の決断力とフットワークを垣間見ましたね。

もう一丁 行きましょう!
高速を移動して、ミラノ郊外へと移動します。

いや~・・・
ここは更に もっと来ていなかったメーカーで、かれこれ7年ぶりの訪問かな?
エンジンパーツメーカーのS社です。

工場はいくつものエリアに分かれており、あまり写真は使わないで欲しいとの事。
だから チラッとだけお見せしますが、特殊専用機をお見せできないのは悔しい!
始めてみるNC機や複雑な治具、そして 高額であろう測定機が数十と並んでいた
そのエリアは圧巻ものでしたから。

こんなのは、ふっつーに造って ヨーロッパ各国の選手権で実績を出している・・・
まぁ ほんの一部の製品なんですが、とにかくこの類のパーツを沢山製造してまして
得意分野はカムシャフトとクランクシャフトで、実際にそれらの切削工程を目前で
見せて貰ったのは初めて・・・
いやいや、日本ではなかなか見れない光景でしたね。

直接会って、膝を突き合わせて互いの考えを伝えあう・・・
だからこそ今回 改めてわかった事なんですが、実はS社も7年前とは全く方針が
変わっており、ようやく自分達ノーブレストと正式に業務契約を結ぶ事ができる
そんな会社体質に変わっていたんです。
自らメーカーを訪問し、そのメーカーの主たるエンジニア達とコミニケーションを
取る事は、代理店として絶対に必要なプロセスでしょう。
誰かを介して輸入品を販売するのは、そのメーカーの思考を理解せずに販売のみを
目的としてるだけの単なる転売行為であると・・・
工業製品を扱う上ではありえないと、今でも信念を持って そう思っています。

そして更に翌朝・・・
この日向かった会社は始めて訪問するメーカーなんですが、これがですね・・・
行ってみて「なんじゃここ!」((((;゚Д゚)))) と言うハイレベルな会社でしてね。

なんだよ石田~(ノーブレストの現製品業務部責任者 兼 執行役員取締役)
適当に探したな~
ハンパじゃない規模のメーカーで、すんごい 腰引けたんだぞ~・・・ (^_^;)
(その5)に続く
