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Home» SANCTUARY 公式ブログ » Zレーサー3号機 ファイナルフォームコンプリート

Zレーサー3号機 ファイナルフォームコンプリート

サンクチュアリー本店の中村です。

 

 

話しは少し前に遡ります。

 

 

 

都内某所 スタジオ・・・

 

この日、RCM-534 Z900RS第一形態完成を撮影した際に、もう一台

撮影をしたマシンがありました・・・

 

 

 

2020年11月のテイストオブツクバ

 

 

 

空冷&水冷マシン最強最速の混走、ハーキュリーズ&スーパーモンエヴォクラスで
空冷Zながら混走総合でのポールポジションを獲得するも、トランスミッションの
シフトドラムに発生したトラブルから無念のリタイアとなったZレーサー3号機。

 

その後、ライダー國川選手の全日本ロードレース選手権での活動がTOTの日程と
重なったり、國川選手自身も大怪我を負うなど、コロナ禍も含め あらゆる要因から
2年間エントリーが出来なかった サンクチュアリー本店レーシングチーム。

 

 

それでも、2年間・・・

 

何する事なく過ごして来た訳ではない

 

 

空冷2バルブの旧式なZのエンジンをハンディとして捉えないと決めたのだから
なにも空冷最速クラス スーパーモンスターエヴォリューションだけに留まらず、
事実上最強クラスのハーキュリーズマシン達に抗う動性&耐性を得ようと・・・

 

そう決めて新たな技術を投入するべく・・・      そんな2年間を過ごして来た。

 

 

試作メーカーさん達とのミーティングは、定期的に何度も何度も行われる。

 

今まで知るよしもなかった高度な知識と技術について打ち合せの繰り返し・・・

 

それは真剣に勝つための濃密な時間でもあった。

 

 

更なる高みを目指して、ここへ至るまでの紆余曲折。

 

 

もの造りや機械加工に長けた男達のドラマはスケールが大きく・・・

技術や設備と言ったもの以上に、なによりも仕事に向き合う情熱が熱いと感じた。

 

その辺の話は今回ではとても語り尽くせず、いずれお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

こうしてわずかな歩みながらも、水面下で進化を続けて来た Zレーサー3号機。

 

先だち、その姿形だけでもお見せしましょう。

 

サンクチュアリー本店レーシングの ゼッケン039

 

 

 

RCM A16R Zレーサー3号機 ファイナルフォームコンプリート。

 

姿・形と言う所からの紹介なのだからその言葉の通り、見た目について語るなら
昨年のタンク変更に続き、今回はアッパーカウルが装備される。

ライダー國川浩道から希望もあってのアッパーカウル装着だが、最も望んだのは
むしろ私中村でした。

20年間に渡るサンクチュアリー本店のレース活動、最後を飾るに相応しいのは
やはり、Z1-Rルックだと・・・

そう願った自分の身勝手な趣味から、この姿形へと行き着いた。

 

アッパーカウルはもちろん、フレームマウント方式である。

取り付けをするのなら、どうせならカッコ良く着いた方がよいに決まっている。

カウル本体をなるべく前に出さない様、スタイルへの拘りは皆さんのRCMと
同じ様にミリ単位で繊細に位置決め。

上下4点固定、ワンタッチアクションで脱着できる様 クリップやファスナーを
用いた構造にして整備性のスピード感を重視。

A5052材のパイプを曲げて溶接し、表面研磨後にアルマイト処理仕上げを
施すなど、軽量でありながら かつ耐久性も備わったカウルステーを製作・・・
振動対策にも配慮した固定方式となっている。

 

 

詳細は相応しい時期に改めて説明するが、エンジンは各部アップデートを敢行。

新たに投入されたDiNx鍛造ピストンにより大幅なピストンの軽量化に成功。
ブリッピングでのレスポンスは もはや誰でも違いが体感できるレベルである。

トルク&パワーの上乗せが期待できるスペックになった事で同時にエンジンの
発熱も今まで以上に上がる事が予想されたが、アッパーカウルを装着する事で
フロントゼッケン下に取り付けていたオイルクーラーコアをオーソドックスな
位置に移動せざるを得なく・・・

この位置変更によりコアの冷却効率は以前よりも僅かに低下するであろう。

油温を下げる事でエンジン本体温度を抑えようと目論んだ効果に 一抹の不安が
残ったが・・・

 

油温上昇の抑制対策として、ようやく完成したビレットオイルパンを採用する。

 

「オイルパンが油温の対策になるわけ?」と、皆さんそう捉えた事でしょうが

 

その理由はこの深底部にあった。

オイルポンプの吸い込み口から大量の気泡を吸い込んでいる事は、すでに多くの
皆さんがご承知な事。

オイルポンプにエアーが大量に混入すれば、オイルラインやコアに回るオイルも
途切れ途切れになるのは当たり前で、それだけでも循環効率は大きく低下・・・
オイルクーラーコアに流れるオイルが減少すれば冷却効率の低下に繋がります。

このキャビテーション現象は、メタル軸クランクシャフト車両では致命的と言え
それを防ぐべく現行バイクの大半はオイル吸い込み口を長く伸ばし オイルパンに
深底部を設けてそこからオイルだけを吸い上げる構造を取ってるほどで、それが
如何に大事であるかを物語っている。

Z系でもクランクこそベアリング式だから良いとしても、その他の循環部位には
エアー混入の機能不全が起こっており、特にオイルクーラー装着車は顕著だ。

 

トロコイドオイルポンプは、構造的にキャビテーションに強い性質なんですが
Z系のノーマルオイルパンでは気泡の侵入自体を防ぐ事はできない・・・

故に、オイルクーラーコアに気泡を送りたくないと言う一心から この深底式の
オイルパンを開発。

名付けて  ”トロコイドオイルポンプ&オイルパン コンビネーションKIT”

オイルクーラーコアの固定位置が変わっても コアにオイルが充填される効率が
上がれば油温は抑制できるだろう。

 

実はトロコイドオイルポンプKITは、最初からこのオイルパンを使用出来る
構造になっており、容易にアップデートが可能。

とは言え、今はとにかく過酷な状況でテストライドを行い検証をする・・・

その結果後の市販化を見据えており、この話もまた後日改めてする予定です。

 

 

今回のエンジン仕様変更については まだまだ沢山あり、しかもこのあと更なる
大物パーツ達が続々と登場する予定。

きちんと説明をし 理解を深めて頂きたい優れた部品ばかりなので、一つひとつ
丁寧に 改めてご紹介して行きます。

 

 

ボディパーツを取り外せば、RCM A16のオリジナルフレーム1R9Sの
シャシーがクリアに・・・

 

オープンタンク。

この開閉式タンク構造により幾度となく現場でのメンテナンスが助けられました。

側面シュラウドもワンタッチ脱着で、如何に整備性に重点を置いているか・・・

レーサーとは かくあるべきでしょう。

 

 

サンクチュアリークライマックスの章において 重要なテーマの一つでもある
レース活動。

この最終走者 Zレーサー3号機を持って、最後の挑戦を終わらせるべく・・・

ベストラップ57秒台を見据えたトライ&エラーが再開します。

 

大会は5月 そして11月の二つがありますが、どちらにエントリーできるかは
今はまだ名言が出来ず・・・

 

確かな事は、空冷Zよりも遥かに速く 強いマシン達に勝つ事を目標としている事。

 

言うは易しだが・・・

あきらめる事なく、力尽きるまで進みます。

 

ゼッケン39最後の挑戦

 

その終わりの瞬間までお見せして行きますので、皆さん応援して下さい。

 

 

= 音声付き動画 =

 

 

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