こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
北海道は旭川の T・O さんから、オーダー頂きました Z1‐R
RCM-484 (その8)です!
![]()
ドイツ本社からイタリア支社を経由される ヴォスナーピストンは
ノーブレストが日本の正規輸入元として 国内流通させている製品。
その魅力は何と言ってもコンプレッションハイトで、10.8:1から
12:1と やや圧縮が高めに設定されている事・・・
また問題視されている 首振りに対し、配慮した形状である事です。
![]()
シリンダーライナーはおなじみ、パルホスM処理を施し済み。
パルホスM処理 しかり、 WPC処理 しかり・・・
この表面処理の効果は 目に見えずとも絶大で、組み付けている途中に
クランキングするだけで その滑りの違い、摺動抵抗の違いをハッキリ
感じる事が出来ますから、フリクションロスの低減による結果として
オーバーヒート予防、ピストンやライナーの変形防止・消耗低減など
何かにつけ 利点が大きい・・・
![]()
エンジンを組み付けてしまえば もう施す機会がない表面処理
ですから、今では殆どの方達が希望されるメニュー・・・
中村の愛機 A16R-001のエンジンも この内部表面処理には
力を入れてますし、今水面下で製作が進む ZレーサーⅢなんて
それこそ、ハンパじゃ~ ないですよ (;^_^A
![]()
カムシャフトを組み付けて、バルブクリアランスを調整すれば
エンジンは ほぼ作業終了・・・
![]()
RCM-484 Z1-R、エンジン コンプリートですっ!
この後フレーム搭載しましたが、画像なく すみません (-“-)
![]()
気が付けば こうだったんです・・・ (^^;)
何はともあれ、エンジンが搭載されると 各部が進みますんで
ここからは早いピッチで バイクらしくなって行くでしょう ♪
![]()
作業は 板金加工もの中心に、移行・・・
先ずは 最近出動頻度の高い、イングリッシュホイールから。
![]()
アッパーカウルの上側 マウントブラケットを作っているんですが
ファイバー製品の取り付け部が 緩やかなRになっており、そこに
フラットなブラケットをあてて スクリューで締め込んで行くと
Rがあるファイバー側が ミシミシ言いだし、いずれはクラックが
入りかねない・・・
なるべくファイバー側と同じ様な形状にしてやり、更にそこへ
ラバーを挟んであげて クラック対策しているんです。
![]()
イングリッシュホイールで まんべんなく大きなRを付けたら
お次は ブラシニングハンマーの出番・・・
![]()
エアーでパンパンと連打する ブラシニングハンマーは、曲げすぎた
部分や凹みなどを 慣らしていくツール・・・
フットスイッチでハンマースピードを調節しながら、打面をずらし
全体的な均整を 整えて行きます。
![]()
出来上がったステーはこの後 下地研磨を施して、表面処理工程へ
行くんですが、その前に暫定で 取り付けをしてみました!
T・O さん・・・ いかがですか?
何となく全体像が見えて、いい感じじゃないですかね! (^^)/
現在は カラーリングデザイン待ちにて、待機中・・・
デザイン案が来ましたら すぐに送りますので、もう少しだけ
お待ち下さいね~っ!
= お知らせ =
RCMオーナーズクラブ ROCの 2019年最初のツーリングが
発表されまして、先日より久々 掲示板が動き出しております!
開催地が群馬県と言う事で 主に関東圏のRCMオーナーが対象に
なるかと思うのですが、遠方から参戦の強者オーナーも大歓迎!
前後の日取りなど 余裕を持って計画して頂ければと思います。
いつも思うんですが、RCMが一堂に集まるその様は まさに圧巻!
ホントに凄いです (>_<)
皆さん 当日の点呼の兼ね合いがありますので、参加表明だけは
お忘れなく、お待ちしてますよ~~~!
