こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
ここ1~2年、「RCMを時間かけて製作して欲しい」 と言う
リクエストで ご依頼頂くケースが増えました・・・
よほど特殊なメニューでない限り、製作が賞味3~4ヵ月間で
最後の登録と納車前の撮影&ロードテストに 一ヵ月と言うのが
セオリーなんですが、それらを全てひっくるめて1年で! とか
言うオーダーが 実際増えました。
理由としては皆さん、ひと先ず手持ち予算の都合から 1年かけて
お支払いしたいと言う趣旨であり、また 製作期間も楽しみたいと
言った もう一つの狙いもある様です・・・
「いつかは空冷Z系 RCMに! 」 と お考え頂いていた方達が
最近の空冷Z系車両 枯渇問題に直面し 「ますます悪化する前に
実現を!」 と言う事で、長期製作プランが増えたんでしょうね ♪
千葉県在住のT・Mさんも、5月の製作開始より 既に3ヵ月間が
経過しており、長期製作プランにて少しでもアップグレード仕様に
したい事から、あえて年末完成の予定にて進行中 (^^)/
RCM-518 Z1‐RⅡです!
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ちょっと前の画像なんですが、レーザー測定&ストレッチが
終わった、Ⅱ型Z1‐Rのフレーム・・・
ヘッドパイプ後部の バーリングホールガセットプレートや
φ22.2のSTKM13Cシ-ムレスパイプ フレーム補強など
サンクチュアリーオリジナル、ステージⅡでの補強が完了・・・
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ダウンチューブが二重管となった、メーカーで補強が施されてる
MK‐ⅡやZ1‐Rの場合、過剰な補強を行っていません・・・
パイプやガセットなど用途に合わせた形状で、その数は12ヵ所。
沢山補強するのではなく、必要な所だけ補強する・・・
肉厚な材料ではなく、肉薄な材料を形状加工して強くする・・・
クロモリではなく、STKMやSS400材を用いて溶接する等
サンクチュアリーのフレーム補強は 一貫した拘りが存在しており
もちろんそれは、より良いフレーム補強を目指した結果なんです。
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リアサスを若干 寝かす形で傾斜させる、レイダウン加工・・・
17インチ ワイドタイヤ化を行う場合、このレイダウンと同時に
左右のサス 立ち位置幅を広くするのも同時に施す為、17インチ
ホイール化においては 必須となるフレームメニューの一つ・・・
当然 精度の高い加工を施すため、レイダウン専用治具なしでは
とてもじゃないですが 正確な加工が出来ない作業でもあります。
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リアタイヤを180以上にして、530ドライブチェーンを
使用するなら、チェーンラインを23mm オフセットさせる
必要がある事、もう殆どの方が ご存知かと思います・・・
このドライブチェーンラインの インライン処理を施さないと
オフセット後のチェーンとフレームの内側とが干渉しますから
これまた17インチホイール化における 必須科目です。
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空冷Z系RCMは こんな感じで、最初の一ヵ月はフレームと
格闘を続け、エンジンを分解してガンコート工程に行くと言う
大変地味ですが、後々とても重要となって来る 基礎工事的な
作業で終わってしまいます・・・
最もこのRCMー518の場合、長期製作プランな事もあって
ここまでゆっくり2ヵ月間 頂けたのは助かりましたっ (^^ゞ
そして、しばらくして・・・
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これまた随分前に、パウダーコーティングされてたフレームを
本日 いよいよ車体として、立ち上げる事に!
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もちろん! RCMシリアルナンバープレートも 打ち付けし
早いなぁ~・・・ もう、518か~・・・ ( ̄▽ ̄)
などと 感銘に浸ったりしまして・・・
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ステアリングロックは掛けた後、なるべくビシビシな感じで
遊びの少ないのが理想・・・・
もちろん 多少の遊びがないと、シリンダーを挿入しにくく
なるので、そこは常識の範囲内ですが。
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湯浅はリズム感良く、サクサク進められる所が 実にいい!
おまけにタフで、一日中 集中力が切れませんから、こんな
風に たちまち形になって行きます・・・
唯一 段取り悪いのが、難点で・・・(苦笑)
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カメラをすぐ意識するのが、どうなのかなと・・・
こう見えても、カッコマンなんすよね~ (;^_^A
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スイングアームが転がし用 仮組みにて、ちと今イチですが (^^;)
目指すは今年12月完成にて、その後の納車時期は またご相談 ♪
T・M さ~ん!
この後も ゆ~っくり、 進めて行きますからね~!!
